藤原整骨院 (正雀店) の日記
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どうする?ギックリ腰。
2011.05.10
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痛いですね…ギックリ腰。
そもそも、ギックリ腰とはどういう状態なのか。
それは筋線維の断裂です。断裂といっても筋肉全部がぷっつり切れるのではなく、何百ある筋線維のうちの何本か何十本かが断裂して出血し、痛みをともなうわけです。
例えるなら、鶏のささ身を手で引きちぎったり裂いたりしたような感じです。
一番すべきことは安静です。痛くて動けないから自ずと安静状態になりますが…。
腫れたり痛みが強いときは、炎症が強く起きているので冷やします。
シップは鎮静剤が入っているので、少しラクになれます。
ただし、ずっと冷やしてはいけません。細胞に必要な血液供給を絶やしてしまうからです。
腫れが引いたら、もしくは3~4日後ぐらいには温めていきます。ややぬるめのお風呂につかったり、腹巻を巻いて保温したり、冷やさないようにします。寝るときは、バスタオルを巻いて寝ると腰部の体温が保たれます。
早く治すには、安静、出血を抑える、そして修復に必要な新鮮な血液を供給する、です。
では、なぜギックリ腰になるのでしょうか?
冷え、過度の負荷、繰り返しの負荷、無理な姿勢での負荷、筋肉の柔軟性の低下など、ある一つの原因だけでおきることもあれば、積み重ねや複合しておきることもあります。
当院では、腰椎の回転や骨盤のネジレにによって筋肉が引っ張られ、結果筋肉の柔軟性が欠けて張力が限界に達し、必然的に起きてしまったギックリ腰に対して、まず、その歪みを矯正します。
もちろん痛みを伴います。
しかし、もちは鉄は熱いうちに打てです。
筋肉の修復がなされる前に歪みを戻し、正常な位置で筋肉が修復するようにします。
歪みが原因で起きてしまったギックリ腰を、歪みを治さず修復させてしまうと再発する可能性が高くなります。ギックリ腰をくりかえす人は、歪みが原因の可能性があります。歪みを治して二度とギックリ腰にならない腰を作りましょう。